※この記事は医療的な判断を示すものではありません。
あくまで、1人の母親として経験した体験談をもとにまとめています。
同じように不安になった親御さんの参考になれば嬉しいです。
「頭を打った次の日、保育園を休ませた方がいい?」
小さな子どもがいると、そんな場面に出会うことがありますよね。
我が家も、1歳を過ぎたころに階段から落ちて頭を打ったことがありました。
目に見えるケガはなかったものの、突然の大号泣に私の方がパニック。
救急相談や保育園の先生にも連絡をして、
結果的に「次の日は保育園を休んで様子を見てください」と言われました。
この記事では、
そのときの救急相談で聞いたアドバイスや保育園とのやり取り、
そして翌日の過ごし方を、リアルな体験としてまとめています。
「うちも同じような状況で迷っている」
「病院に行くほどじゃないけど心配」
そんな親御さんの気持ちが少しでも軽くなりますように。
頭を打った瞬間はパニック!1歳の子が階段から落ちた日のこと
1歳を少し過ぎた頃のことです。
我が子が、目を離したほんの一瞬のすきに階段から落ちてしまいました。
その瞬間、私は心臓が止まりそうになって、全身が震えました。
幸い、目に見える傷はなく、意識もありました。
でも、普段はちょっとしたことでは泣かない子が、そのときは大号泣。
「泣いてる=意識がある」とわかっていても、
あの泣き方を見た瞬間、私の方がパニックになりました。
“もし頭を打ってたらどうしよう”
“今は平気でも、あとで何かあったら…”
心臓がドクドクして、息がうまくできなかったのを覚えています。
救急相談で教えてもらった“頭を打ったときの対応と注意点”
どうしていいかわからず、すぐに救急相談へ電話。
声が震える私に、看護師さんがとても落ち着いた口調で答えてくれました。
「目立った傷がなく、直後に泣いて反応もあるようなら、救急受診は必要ありません」
「ただし、受傷後24時間は急変の可能性があるため、家でよく様子を見てください」
その言葉を聞いて少し落ち着いたものの、
“本当に大丈夫なのかな…”という不安は消えませんでした。
しばらくして我が子はけろっとして、
おもちゃで遊び出したり、笑顔を見せてくれたり。
それでも、胸の奥のざわつきは消えないまま。
「もう一度誰かに確認したい」と思い、
次に保育園へ電話をかけました。
保育園の先生に相談|頭を打った次の日は休んで様子を見ることに
電話越しの先生は、穏やかに話を聞いてくれました。
「小さくて好奇心旺盛な子どもさんは、たまにそういうことがあります」
「今落ち着いているなら様子を見て大丈夫です」
「血流が上がるようなことは避けた方がいいので、お風呂は入らないように」
「そして明日はお休みして、ゆっくり様子を見てあげてくださいね」
その言葉で、ようやく肩の力が抜けました。
頭を打った翌日は保育園を休ませて、24時間じっくり見守った
先生の言葉どおり、翌日は保育園をお休み。
仕事も急きょ休みをいただき、丸一日、家で見守ることにしました。
朝から機嫌もよく、食欲もあり、普段どおりの様子にホッとひと安心。
それでも時々頭をなでながら、「大丈夫だよ」と何度も声をかけました。
幸い、その後も異常はなく、元気に過ごせましたが、
“もし何かあったら…”という不安で過ごした24時間は、本当に長かったです。
心配でたまらないのに、仕事のことも頭から離れなかった
けれど、心の中は穏やかではありませんでした。
心配でたまらない気持ちと、
「仕事どうしよう」という現実的な焦りが、ずっと頭の中をぐるぐる。
“我が子を見守りたい”と思う気持ちと、
自分一人でもし何かあったら…というこわさと
“職場に迷惑をかけてしまう”という罪悪感がぶつかり合って、
涙が出そうになりました。
それでも、我が子が笑っておもちゃで遊ぶ姿を見て、
ようやく少しずつ呼吸が落ち着いていきました。
本当に幸運だったなと思います。
でも同時に、好奇心旺盛すぎる我が子を育てるのは、きっとこれからたくさんこんな思いを乗り越えるのだなと腹をくくった瞬間でもありました。
頭を打った次の日、保育園を休ませて思うこと|その時の最善はその時しかわからない
24時間、家で見守ったあの日。
幸運にも何事もなく、翌日にはいつも通りの笑顔が戻ってきました。
その瞬間、心の底からホッとしたのを覚えています。
でも、もし本当に何かあったら?
そう思うと、今でもぞっとします。
子育ては、予想外の連続。
どれだけ気をつけていても、すべてに完璧には対応できません。
でも、あのときも、いまも、
私たちは「どうしたらいい?」と考え、その瞬間の最善を探しながら生きているんですよね。
「きっと大丈夫」って言葉、
あのときは何度聞いても、正直こわかった。
だから、不安なら受診してもいいと思います。
“念のため”は、親御さんの安心につながるから。
そのときの最善は、そのときしかわかりません。
あとから「間違ってたかも」と思っても、
あの瞬間は、それが精一杯だったはず。
育児って本当に大変ですよね。
心配で眠れない夜も、涙が出そうになる日もあると思います。
でも、そんな中でも、ちゃんと我が子を想って、行動してる。
どうか、自分を責めないでください。
そして、がんばっている親御さんを、心から応援しています。


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