「電子ピアノで練習してるのに、なかなか上達しない…」
「先生に“電子ピアノはやめたほうがいい”と言われて落ち込んだ」
そんな不安を感じていませんか?
実際に、ピアノ教室によっては「電子ピアノ不可」や「電子ピアノお断り」と書かれていることもあり、
「うちの環境じゃダメなのかな…」と悩む方は少なくありません。
この記事では、電子ピアノでは上達しないと言われた理由や実際の体験談をもとに、“どう向き合えばいいのか”をお話しします。
電子ピアノでは上達しない?先生に言われた理由と本当の現実
私は子どもの頃からピアノを続けていて、実家にはアップライトピアノがあります。
大人になって再開したとき、マンション暮らしだったため電子ピアノを購入しました。
でも、最初に習った先生は電子ピアノ否定派。
レッスン初日からこう言われました。

電子ピアノでは上達しないですよ
ショックでした。
私なりに頑張りたいって思っていたのに、責められた気がしたんです。
はじめましての関係で、そこまで言わなくてもいいと思いませんか?←
とはいえ、先生がそう言うのには理由があります。
実際、本物のピアノと電子ピアノには次のような違いがあります。
- 鍵盤の重さ:電子ピアノは軽く、指の筋力が育ちにくい
- 音の響き:本物は共鳴するが、電子は一定の音量で伸びが少ない
- ペダル感覚:踏み込み具合による音の変化が少ない
つまり、「上達しない」ではなく、“上達の質が違う”ということなんです。
同じように弾いていても、音のコントロール力や表現力の育ち方が異なる。
それが、先生たちが“電子ピアノでは上達しにくい”と言う根拠なのだと思います。
「電子ピアノはやめたほうがいい」と言われたときの葛藤
最初に習った先生は、はっきりと「電子ピアノはやめたほうがいい」と言いました。
「そこまで言わなくていいのに…」と、しばらく鍵盤を見る気になれなかったのを覚えています。
先生の言葉には“上達してほしい”という思いもあったのだと思います。
電子ピアノは便利ですが、音の深みや指の強弱を体で覚えにくいのも事実。
アップライトで育った私自身も、実家のピアノを弾くと「やっぱり音の響きが全然違う」と感じます。
…でも正直、先生のことは一瞬で苦手になりました(正直すぎる
結局、その先生とはお別れをして、今の先生に変わります。
今の先生はとても柔軟で、こう言ってくれます。

今時って実際問題、隣人トラブルもあるみたいですし、ピアノを家に置くって難しいですよね。電子ピアノでも工夫すれば上達できますよ。
この言葉に救われました。
ピアノを続ける上で大事なのは、楽器よりも“継続できる環境”なんですよね。
マンション暮らしだと、どうしても音の響きや振動が気になりますよね。
ヘッドホンを使っていても、演奏時の鍵盤打音やペダルの操作時の音は意外と響くもの。
トラブルを防ぐためにも、防音対策は早めに整えておくと安心です。
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「電子ピアノお断り」「ピアノ教室電子ピアノ不可」の理由と選び方のコツ
ピアノ教室を探していると、
「電子ピアノお断り」や「ピアノ教室 電子ピアノ不可」といった注意書きを目にすることがあります。
初めて見たとき、「そんなにダメなの?」と驚きました。
理由を調べてみると、先生の考え方によるところが大きいようです。
- グランドピアノやアップライトの音を重視したい
- 発表会やコンクールを目指す子を育てたい
- 正しいタッチ感を小さいうちから身につけさせたい
つまり、“お断り”は悪意ではなく、教育方針の違い。
だから、電子ピアノ派の家庭が合わないのは「先生との相性の問題」なんです。
私は今、「電子ピアノでも大丈夫」と言ってくれる先生のもとでのびのびと続けています。
環境に合った教室を選ぶだけで、ピアノがぐっと楽しくなりました。
ピアノを買わない生徒って思われるの嫌…だけど
「電子ピアノで練習してるんです」と言うと、
“やる気がないと思われるのでは…”と不安になること、ありませんか?
私もそうでした。
特に最初の先生に「電子ピアノはやめたほうがいい」と言われてからは、
「なんやねん!そこまで言わなくてもいいでしょ!」と思いつつ、
“やっぱりピアノを買わないのはダメなのかな…”と
どこか後ろめたさを感じていました。
でも、今の先生に出会ってからは考え方が変わりました。
“ピアノを買わない=やる気がない”ではなく、それぞれの家庭に合った選択なんだと実感するようになりました。
大切なのは、楽器の種類ではなく、“ピアノを楽しむ時間があるかどうか”。
続けられる環境こそが、上達のいちばんの近道だと思います。
正直、電子ピアノかどうかの問題じゃないと思う
「電子ピアノはダメ!」ってよく目にしますよね。
でも最近思うのは、
「電子ピアノかどうか」だけじゃなくて、「本物のピアノの中でもいろんな意見がある」ということ。
本物のピアノを買うにしても、
「アップライトはダメ」
「絶対グランドピアノじゃないと」
「このメーカーはよくない」
結局、いろんなことを言う人がいるんです。
\キリがないじゃん!!!!/
そういう話を聞くたびに正直、全部“好み”だと思います。
どんなピアノにも良さがあって、どこまでを自分が許容できるか。
正解はひとつじゃない。
ピアノの先生も合う・合わないがあります。
価値観が合わない人もいる。
だから、気にしすぎてもしょうがない。
そう思うようにしています。
ピアノ何のために習ってるの?
「電子ピアノでは上達しない」と言われたとき、昔の私はすぐに落ち込んでしまいました。
でも大切なのは“どんな楽器か”より、“どう向き合うか”。
電子ピアノだからこそ、夜でも練習できた。
子どもが寝たあと、自分のペースで音と向き合えた。
そのおかげで「ピアノが好き」という気持ちを手放さずにいられました。
今、ピアノを続けられているし、新しい曲もどんどん弾けるようになっています。
十分に“上達”できていると思いますし、何より楽しめています。
続けるうちに、「ピアノを買わない生徒」と思われることにも、もう罪悪感を感じなくなりました。
音楽は、誰かと比べるものではなく、自分の心が動く瞬間を増やすもの。
環境が違ってもいいじゃん。
みんな環境が違うんだもん。
\人の習い事に文句言うなー!!!/
焦らず、今のピアノと一緒に、“自分のペースで上達していく時間”を楽しもうって思ってます!


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